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ここは本土最南端、鹿児島県指宿市山川です 平成元年に、豊かな水と温泉を求めてこの地に養鰻場を建設しました ウナギの養殖をやるのであれば、最高のウナギを作りたいとの思いでした
5年間のウナギ養殖の修行を積んでの独立でしたが、それでも知識と技術は乏しく、ようやく自分
が目指した最高のウナギの生産ができるようになるまで14年かかりました
それは完全無投薬飼育のウナギです
完全無投薬ということは、私に欠けていた投与する薬品についての知識と技術をまったく必要とし
ません
私は設立当時から薬品を使って病気を治そうという考えでなく、環境を変えて治したいと思って
いましたのでウナギの取り上げ時は今までの養殖池内の水は一切使わず、真新しい水からスタ
ートさせる構造にしてあります
稚魚からウナギを出荷するまでに最低 8回以上行われる池からの取り上げしてからの選別作業
後に池戻ししてから毎回行ってきた病気予防に対しての必要不可欠と言われてきた薬浴でしたが
疑問がでてきたのです
病気が発生したら、薬浴が不足だったと感じられるのですがまったく病気発生がないところをみる
とこの薬浴は本当に必要なのだろうか・・・ということです
(現に設立時から現在まで病気発生経験がありません)
だからといって、急に薬浴停止をしたがために病気が発生したら、莫大な損失です まず、薬浴量を少しずつ減らし、薬浴に使用していた3種類の薬品を1つずつ減らしていきました 最終的に平成13年度は水質改善用に1種類使用していましたが最終目標は完全です 最高の水と塩分を含んだ温泉効果によりウナギに最高の環境作りが可能になりました
14年度に池入れしたウナギは稚魚期からまったく薬品を使用しないで飼育し、最終的に出荷体制
をとれるようになりました
・・・と言っても私の技術でなくその原因は水と温泉にあります この養殖場の近くに鹿児島県で有名な鰻池と池田湖があります (上のマップボタンから所在地を確認してください ウナギ養殖に最高の場所と思われませんか?) 最高の場所での地下水を利用しているので、ウナギにとって最高の環境が得られていると思います そして温泉ですがこの地は指宿温泉としても有名です
ウナギの養殖業界でウナギに病気がでたら池に塩を散布して治すといった方法がありますが、
成長が悪くなるといった欠点があります ここの温泉は塩分を含んでおり毎日が塩分浴ですので病気発生が抑えられていると思います 今まで行っていた餌を食べない時の薬浴投与でしたがウナギも毎日同じ餌を食べているわけですから 飽きることもあるでしょう
食欲のない時もあるでしょう しかし、明日は食べてくれよ・・・と言う気持ちで育てています 養殖のプロとしては失格かもしれませんが、自分が思う最高のウナギを作りたいと思います 課題はまだまだあります まだ、これ以上のウナギに仕上がると思い育てています 完全無投薬により限りなく天然ウナギに近づき、ある意味天然ウナギを 越えた最高のウナギに現在仕上がっているはずです
ナカムラ養殖 中村定広
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